Research
榊原研究室はバイオインフォマティクスの研究を行っています。 当研究室の最大の特徴は、計算機を用いた解析を基本としながらも、ウエット実験設備も有している点です。 ドライとウエットの両方の技術を最大限に活用して、新しい生命研究を行なって行きます。
研究内容としては、大きく分けて4つの課題に挑戦しています。
第一の課題は、がんのトランスクリプトーム解析です。次世代シークエンサーから得られる膨大なトランスクリプトームデータを解析し、がんのメカニズム解明を目指します。
第二の課題は、RNA解析です。特に、細胞内の高度な生体制御に関与すると考えられている”機能性RNA”に着目し、計算機による効率的な解析を行います。
第三の課題は、インタラクトーム解析です。「RNA-タンパク質相互作用」や「薬剤-がん相互作用」について、機械学習(データマイニング)と呼ばれる手法を駆使し、計算機による予測手法を開発しています。
第四の課題は、オーミクス情報解析です。ゲノミクス研究として、当研究室は納豆菌ゲノムを解読した実績を有しています。現在はトランスクリプトミクス研究として、ヤコウタケの発光遺伝子探索やマーモセットのBodyMap作成など、多様な研究を展開しています。